- 犬
お座りをさせます。(軽くお尻を押すと座る子が多いです。)
犬が後ろに下がらないように片手のひじでお尻を押さえながら、両前足の間に指を一本入れて両前足を持ちます。
もう片方の手で犬の頭を自分の体にくっつけて固定します。(犬の座位の保定)
押さえられると逆に暴れたり、そこまで嫌がらない場合は軽く両肩を支える程度でよいでしょう。
薬の飲ませ方(錠剤)
片手で犬歯(一番とがっている牙のような歯)の後ろの部分を犬の上唇を巻き込んだ形で上のあごを持ちます。
少し上を向かせておいて下あごをもう一方の手で開きます。
* 構造的に口をあけるとき下あごを開くものなので、下あごを開いたほうが犬にとっても楽です。
薬を下の奥に入れて犬の口を閉じます。
ごっくんするようにのどをさすってあげましょう。
ポイント
- 飲ませる前に必ず手を洗いましょう。
- 左手で口をあけて右手で薬をあげるとやりやすいでしょう。
- 上唇を巻き込むと噛まれにくいです。
- 鼻をべろっとなめたりするときは飲んだ証拠なのでほめてあげましょう。
- 粉薬の場合、水に溶かして飲ませる方法があります。シリンジ、スポイトに少量の水に溶かした薬を入れて口の横から気管に入らないように少しずつ入れましょう。(大量の水に溶かすと、飲ませる量も多くなるので、少量の水に溶くのがポイントです。)
- どうしても嫌がる場合は、少量のご飯やおやつに薬を混ぜてあげると食べてくれる子も多いです。(混ぜてはいけない場合もあるので、確認して下さい。)
- 猫
座らせて体を支えるか、前足と後ろ足の間ににそれぞれ人差し指を入れておしりを支えて抱っこします。
座っている場合は、飛び上がらないようにやや自分の体で猫を覆うようにするとやりやすいかもしれません。
薬の飲ませ方(錠剤)
片手で両脇のほほの部分を押さえて、もう一方の手で下あごを開けてのどの奥に入れます。
口を閉じてごっくんするようにのどをさすってあげましょう。
ポイント
- 飲ませる前に必ず手を洗いましょう。
- 親指と薬指で薬をつまんで中指で下あごを開けて入れるとやりやすいです。
- 飲んだらほめてあげましょう。
- 粉薬の場合、水に溶かして飲ませる方法があります。シリンジ、スポイトに少量の水に溶かした薬を入れて口の横から気管に入らないように少しずつ入れましょう。(大量の水に溶かすと、飲ませる量も多くなるので、少量の水に溶くのがポイントです。)
- どうしても嫌がる場合は、少量のご飯やおやつに薬を混ぜてあげると食べてくれる子も多いです。(混ぜてはいけない場合もあるので、確認して下さい。)