2009年1月10日土曜日

犬猫の肛門腺のしぼり方

肛門腺て何?
肛門の左右にある袋状のもので、正式には肛門嚢腺と呼びます。
この袋は脂腺、アポクリン腺で構成され、中には油泥状のアルカリ液がたまります。
以前は肛門筋肉の収縮で、ケンカ、出産、便をするとき等に、自然にアルカリ液も一緒にでていたが、環境の変化によって、犬猫は自分で出せなくなっている子が多い。
まれに破裂する場合もあるので、定期的にチェックしましょう。

肛門腺のしぼり方
肛門腺は肛門の左右の4時と8時の位置にあります。
尾を立てに持ち上げると、やや内部にあった袋状の肛門嚢が肛門両脇手前に近づいてきます。
たまっている犬は肛門の両脇をさわってみると、コリコリという袋状のものが感じられます。
手の甲を伏せた感じで、袋状のものを下から上へせりあげましょう。

1.片手で肛門が上に向く程度、尾を持ち上げる。
2. もう片方の手ではりだした肛門嚢を人差し指と親指ではさみ、押し上げ絞る。両脇の肛門嚢が絞れたかどうか確認する。
3.肛門腺のにおいは強力なので、絞った後はペット用の消臭剤・除菌剤などをしめらせたペーパーや布でよく拭いてあげましょう。

ドクターパオ
(ペット用の消臭剤・除菌剤、豚インフル対策にも)

ポイント
指の腹を使って広い面積で押し出すと良い。
ガーゼや脱脂綿もしくはティッシュを当てて絞ると汚れがつきにくい。
肛門腺がたまりやすい子としてはメスよりオス、やせているより太っている子。
よく運動している子(筋肉を良く使っている子)は自分で出せやすい。
ひどく痛がる子や肛門絞りが不安な方は動物病院に相談しましょう。

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